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転職は夢も希望もありますが、同時に金銭的な危険もはらんでいるので注意が必要です。

収入が大きく上がることもありますが、転職時にはいったん下がってしまうことがほとんど。

日本では、経験給よりもお疲れ様給的な部分がまだまだ大部分を占めているからです。

収入が変化し、ローンの返済が滞ってしまう…。

転職で起きる様々な問題は、本人が考えている以上に深刻です。

私のようにリストラされた人を含めて、転職活動するのであれば、家族には相談しておくべきですよ?

一緒にリストラされた同僚の中には、結局リストラされたことを、奥様に話せなかったって強者もいますが、女性は敏感ですからなかなか隠し通せるものではありません。

私がリストラされた時、子供はまだ3才で妻は随分とナーバスになってしまいました。

失業保険があるからと気楽に考えている人もいるでしょうが、ローン返済が数か月滞って、買ったばかりのマンションを手放した同僚もいました。

リストラされて初めて気付いたのですが、仕事が決まらない恐怖よりも数倍、貯金がどんどん減っていく恐怖のほうがはるかに恐ろしいですよ?

少なくとも、パートナーの理解を得ていることで、万が一転職が長期化してしまった場合にも備えられます。

私がもっとも困ったのが、新規でクレジットカードが作りにくくなったことと、住宅ローンの件で銀行から詰められたことですね…。

再就職先が大手であれば、銀行も手のひらを反すでしょうが、私たち中高年の転職先は中小零細企業です。

一時期ずいぶんと銀行に虐められましたが、今はなんとか元通り。

そこも万が一の場合を考え、繰り上げ返済を考えるとか、審査がゆるい銀行に乗り換えるとか、金銭的な問題でもめる夫婦喧嘩ほどくだらないものはありません。

夫婦の仲が危機的状況を迎える前に、人生の転機である転職をカミングアウトしてみてください。

未だリストラされたことを話せなかった彼とは今でもたまに飲みに行きますが、5年以上経った今でも元職場に勤めていると思わせている…彼はそう自慢していまいたね。

ホントかよ><